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コラム

自分らしく

私が指導者として初めてデビューしたのは、第7回全国都道府県対抗さわやか杯の京都選抜女子チームのアシスタントコーチでした。恥ずかしい話し、現役時代はひたすら自分のことで精一杯だった私は、そのような大会があることすら知りませんでした。現在では名前がアクエリアスカップと変わっているこの大会、都道府県対抗ということもあって、各都道府県でそれぞれの色合いがあるようにも思います。少ない強化費を渡して、スタッフにマル投げのところもあれば、監督、コーチ、マネジャー、意外にもたくさんのスタッフを送り込み都道府県ぐるみでバックアップしているところもあります。これは良い悪いではなく、各都道府県のお家事情もあるので、差があるのは仕方ないことだと思います。私の住む都道府県は前者のように思います。幸いなことに、マル投げだからこそ、マネージャーの先生が、なかなか参加できないということで、私のような一般の社会人コーチが参加できたのだと思うと、とてもラッキーだったと思います。そこには当時の監督、コーチの先生方の絶大な配慮があったことも忘れてはならないことで、今でも振り返ると感謝の気持ちでいっぱいになります。

その後、色んな方の配慮のもと結局は、京都選抜のアシスタントコーチを第7回~第9回まで3年連続させてもらうことになりました。しかし、コーチと言えども名ばかりで、選手と一緒に頑張るだけが精一杯でした。当時の私には自分がやってきたバレーボール経験だけで、選手を育てるスキルはほとんどありませんでした。ただ自分のなかでこれだけはやろうと思っていたことは、「自分も一緒にやる」「口だけの指導者にならない」です。現役引退してから間もない私は、まだまだパワーもパフォーマンスも自信があり、一緒に走り、一緒にボールを追いかけ、一緒に声を出しました。また本大会では、ベンチには入れないので、応援団長として声が枯れるまで応援しました。そんな姿を子供達は見ていてくれたみたいで、私がいたから頑張れたと言ってくれる選手が何人もいて嬉しい気持ちになりました。今から振り返ると、今自分が出来ることって何かな~って自問自答して・・・自分らしく子供達に関わることを大切にしていたような気がします。様々な指導方法があるとは思いますが、自分らしさは指導において大切な軸だと思います。

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