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心に残る3マン

現在、久光スプリングアタカーズのコーチを努める濱田義弘コーチと縁があり、彼とのエピソードを紹介します。濱田コーチの経歴は、大商大卒業後、ユニチカにコーチとして就職され、全日本ジュニアのコーチなどを経て、その後パイオニアに移られセリンジャー監督の下で経験を積まれます。
現在は大学の先輩でもある久光製薬の真鍋監督に声をかけられ、現在に至っています。話しは数年前にある高校での出来事です。彼がOFFを利用して京都に奥さん(元全日本セッター中西千枝子さん)と子供を連れて遊びに来てた時のことです。せっかくなんで、私はいつも尊敬している高校の先生のところへ、濱ちゃんをつれて遊びにいきました。
そして話が弾んで、そこの先生が「いっちょ、うちの生徒をつけてやってくれへんか?」ということになり、「いやいや今日は練習着もシューズもないもので・・・」と言いながらも濱ちゃん、今履いているスニーカーの靴裏を雑巾で拭いてジーンズ、Tシャツ姿でコートに入りました。そのあと、軽い・・・いや・・・普通に3マンレシーブが始まりました。さすがにVのコーチだけあって、選手を動かすのはお手のもの、3マンも時間を増すたびにドンドンリズムにのってきました。リズムにのるというのは濱ちゃんの持って行き方が上手いからとうのは、言うまでもありませんが、僕の率直な感想は、「さすがプロ・・・やっぱりすごい」と思いました。何がすごいかというと、選手よりコーチが動いているからです。普通は逆です。
そして気が付くと約1時間、濱ちゃんは汗ビッショリ、まさに気迫いっぱいの3マン1時間でした。あとで感想を聞くと、ユニチカ時代はあれを4時間くらいやるそうです。小島先生(元ユニチカ監督)が気に入らない時は、1日やるそうです。まさにレシーブのユニチカ黄金時代の影にはこのようなことがあったのかと感心しました。また濱ちゃん曰く、Vなんか行くとみんな真剣にボール追いかけませんけど、高校生なんかは新鮮ですね。こっちも乗ってきましたよ。と言うことでした。
何度もいいますが、何がすごいって、1時間、選手より声だして、選手より動いて、練習をつけるパフォーマンスもさることながら、そのコーチ精神に感動しました。私はそれ以来3マンは出来るだけ長く、それでいて選手を飽きさせない、また選手より声だして、選手より動いて、をモットーに今も取り組むようになりました。

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