エンジェルズ2022.09.28
第25回全国ヤングバレーボール男女大会U14が終わった。結果は全国3位。日本一を合言葉に取り組んできたので、悔しさもあるものの、何とか入賞できたことへの安堵感も正直のところ大きい。
思い起こせば3年前、第22回大会の準々決勝で優勝した福井県のチームにあと1点差のところで負けてから、2年連続コロナで大会は中止。3年ぶりの念願の大会だっただけにそのプレッシャーと勝利への思いは高まっていた。
そんな中、チーム事情と言えば、この学年はスタート当初は4名でスタート、そこから5人、6人と増えてきたものの人間関係でこじれることも多く、その後どんどん入部が増え最終的には11人になった。3年生になってからもいろいろと人間関係で揉めることも多かった。ただそう言ったことも思春期真っ只中の彼女たちになので、私としては想定内。指導者としても精一杯子どもたちと向き合ってきた。
6月半ばくらいから徐々に士気が上がり、チーム状態も良くなり8月1日の京都府予選で優勝。全国大会の切符を手にした。それから全国までの1ヶ月半で最高の状態に仕上げるために、戦術、戦法、メンタルなど出来ることは全てやりつくした。
私の指導方針はやはり選手たちを尊重し、なるべく自分たちで考えて、自律を促す指導。ただそうは言ってもいろいろと教えることも沢山ある。説明は出来るだけ分かりやすく、子どもたちに寄り添い、納得して取り組んでくれるようなコミュニケーションに努めた。
そして今大会を迎え、2日間を通じて子どもたちから強く感じたことは、試合がどんな劣勢状況になっても、絶対に下を向かず、お互いが励し合ったり、バレーボールを楽しんでいる空気が伝わってくる。なんやこいつら!最高にカッコいいぞ!
これは正に私が目指していたところで、それを目の前で実現してる子どもたちを見ていると、自然と涙がこぼれてきた。。。
実はこれには裏話があって、大会までの間のメンタルトレーニングの一環で、オープンウインドウ64に取り組んだところ、バレーの技術的なところがほとんどなく、内容がメンタルに関することが殆どだった。うっ、技術はいらないの?と一瞬思ったが、私はコーチング的な関わりで、その状態をそのままフィードバックした。このチームはそういうチームなんだ。。。とっ、子どもたちと一緒に確認した。
今回全国3位という輝かしい結果を出せたのも、やはり最後は「心のあり方」が大きく影響したのだと思う。私自身メンタルに関する様々なことを子どもたちに提供してきて、それが結果に結びついたことがとても嬉しい。そして何よりも嬉しいのはこんな素晴らしい子どもたちに出会えたことであり、本当に心から感謝したい。
「ありがとう!ありがとう!ありがとう! おまえら最高や!!!」
※裏話
この子どもたちは5期生にあたるのだが、今までの活動や、今年に入ってからの活動で、沢山のチームな方々にお世話になり、切磋琢磨してきた。トーナメントで上に上がって行くにつれて負けたチームがどんどんうちのチームに応援に駆けつけてくれて、準決勝では、総勢100人を超える大応援団となっていた。下からそれを見上げると感動でたまらなく胸が熱くなった。。。
この場を借りて、改めて応援して頂いた多くの方々に心から感謝いたします。「ありがとうございましいた!」
活動日記&コラム
どんな子どもも、平等にバレーを楽しめる環境をつくるため、
気づいて築くバレーボールはNPO法人になりました。